2009年10月3日土曜日

Fromageフロマージュ、Formaggioフォルマッジョ、Cheeseチーズ。。。。が食べたい!

 

秋です。ウチビールの季節は去り、にわかにウチワイン♪が楽しい季節になりました!

家でゆっくりワインを飲む時には、あまり気張って料理せず、しっかり焼いてある皮が香ばしいパンと、たっぷりのサラダと…美味しいチーズが少しあればいいなあ、なんて思う怠け者です(でも結局真夜中にパスタで腹ごしらえしたりする羽目になる。だったら最初からつくればいいのに…)。

こんにちはWeb店長サノヨーコです。最近はMARU:NIに出没。
frigo di formaggi 
冷蔵ケースが、新着のチーズでひしめいているのをみて、久しぶりにカルブルーとゴールデンゲルが食べたくなりました。懐かしいなあ。
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実をいうと、このふたつのチーズはイタリアはアルトアディジェ州の今は無き名店、Pichlerピクレルのシェフ、ハンシ・バウンガートナーが経営するチーズ屋さん、De Gustデ・グストのオリジナル商品。全くの偶然なのですが、わたくし店長が1年間働いていたお店なのです。

ハンシはイタリアで知らない人はいないほどの有名シェフで、別名チーズ博士。チーズのプロフェッショナルとして国内外で数々の賞をとっているだけでなくテレビのグルメ番組の常連でもあり、人気者なのですが、本人も相当なチーズ好き。一緒に働いているときに朝(!)昼晩とチーズをしっかり3,4種類食べていたのには驚きました。ハンシは自分でチーズの熟成もおこなうラボを併設したショップを持ち、小売のほか全国の有名レストランにもチーズを卸しています。

小さな牧場と契約してチーズを仕入れ、天然の洞窟やセラーでチーズを熟成させるのですが、干し草や無農薬ハーブ、フルーツブランデーなどの風味をつけて熟成させるフレーヴァーチーズも豊富に造っていてかなりのバリエーションを持っているのですが、なにせベースのチーズがしっかりしているのでどれもこれも驚くほど美味しい。今年久しぶりに工房を訪れると、第二次世界大戦で実際に使用されていたプンケル(防空壕)を借り受け、チーズの熟成庫に改築していて仰天しました。やることが半端じゃない。

今回入荷のゴールデンゲルは、標高の高いところでの放牧乳100%で作られた地元産のブルーチーズを、ゲヴルツトラミナー、モスカート、ノジオラというこれまた地元の主要品種のパッシート(干しブドウでつくるスイートワイン)の搾りかすの中に漬けこんで風味を移したもの。何がすごいって、搾りかすがチーズに風味を与えるだけでなくチーズの塩分まで吸い取ってくれるので、チーズがよりまろやかに甘く仕上がること。クリーミーな中にちゃんとワインの酸味が感じられ、後味にフルーティーなふんわりした香りがいつまでも続きます。青カビチーズは苦手、という方の多くは、香りより塩分にやられてしまうのではないでしょうか?

そしてカルブルーCARUBLU。カカオCacao、ラムRum(Rhum)、ブルーチーズblu cheeseの頭文字をとっています。ラム酒とカカオ豆を細かく挽いたものを交互にまぶして熟成しているもので、鮮烈なお味です。ほんとにチョコレートとかカフェのリキュールの味。しかも甘ったるくないかなりドライな。

前々から、こういうまぶして熟成するタイプのチーズを試すたびに不思議に思っていたのは、外側にまぶしてあるだけなのにチーズの中心部まで味がしっかりしみるんですよね。外側の皮までたべられてしまいます。口に含むとみなさんかな~り驚いた顔をしてくださいます。

こんな鮮烈な香りのチーズって食べたこと無い、という風に。

本日のお土産は決まったので、あとはワインだな。チーズにはなんてったって白ですよ。うるさいしゃっちょうSも近くにいないので、勝手に一本しか在庫のない貴重なSさんのワインを社販で♪買って帰ろうかと思っています。あとで文句言わないでね。

これらのチーズは、レストランMARU:NIでも召し上がれます。

ディナータイムのチーズは1種類600円~。3種類盛り合わせ1500円、5種類1800円ですので、チーズ好きな方は5種盛りがお得ですね(種類は全種ご指定いただけない場合があります。ご了承ください)。

もちろん、MARU:NIワインショップでご購入も可能です。
ゴールデンゲル50g600円、カルブルー50g690円のほか、めったに入荷しないフレッシュシェーブル、サントモール・ブランも4分の1カット(約90g)720円とおススメです。このまっ白い山羊のフレッシュチーズはフランス・ロワール地方のもので、クセがなくとってもクリーミー。生ハムやサラダとあわせたりするだけでなく、ハチミツやジャムを添えればそれだけで上質なデザートの出来上がりです。ぜひ試してみてください。
(サノヨーコ)

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