物置を改装したという醸造場へ。
まるでカリフォルニアのガレージワイナリー!
「必要性が無い」との事で、ステンレスタンクはありません。
ステンレスタンクを使用する最大のメリットは、徹底的なサニテーションが可能である事。
培養酵母で発酵させる蔵では、造りたいワインのスタイルやぶどう品種によって酵母を選択して添加する為、使用する容器に前回の仕込みで添加した酵母が残っている事は望ましくありません。
しかし、ドメーヌ・タカヒコでは天然酵母で発酵するため、容器や蔵内に付いている酵母も含めた微生物を利用して、長期間にわたって発酵します。
目指すワインのスタイルは「薄旨ワイン」
以前は、力強い世界基準のワインを目指し、ぶどうに凝縮感を求めていたとか。
しかし、礫や石灰の多い土壌を求め、人工的な栽培方法で(ポット栽培やレインカット等)、過度な抽出をしたワインは、チリやカリフォルニアのワインに並びこそすれそれ以上のものが出来なかったそうです。
また、濃厚なワインは日本人の食事には合わせ難いのも確かです。
そういった経験から、今は「食事によりそう」、「日本の風土に馴染む」旨みたっぷりのワイン造りを目指しているそうです。
もう完売してしまったという白ワインを試飲させて頂きました。
「北イタリアの自然派白ワインをイメージした」そうで、
いままでの道産ワインのイメージを覆す、複雑味のある味わい。
今年はケルナーのみ仕込む予定だそうです。
続いて樽熟成中のピノ・ノワールの試飲。
(写真撮り忘れました。。。)
今日は少し閉じているようです。不思議なもので、毎年この時期に樽から試飲するワインはフルーツ感が落ちていて、春になるとまたフルーツの香りが出てくるそうです。
この小さな醸造場から出来るワインは、毎年1万本程度。
また、それ以上造る気もないそうです。
今はまだ、買い付け葡萄から造られるワインのみですが、
来年には3年目を迎えるピノ・ノワールが収穫出来るそう。
ドメーヌワインが今から楽しみですね!
曽我さんの畑を後にして、余市の有名店、柿崎商店へ。
とにかく安い!旨い!
その後、燻製で有名な南保留太郎商店さんへ
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