その前に・・折角の余市ですので、まずはニッカのウイスキー工場を見学。
その後目的地であるドメーヌ・タカヒコさんへ
オーナーの曽我貴彦さんのご実家は長野県にある小布施ワイナリー。
長男の曽我彰彦さんがご実家を継がれ、
貴彦さんは栃木県のココファームワイナリーで農場長を経て、余市の可能性にひかれて就農、2010年には醸造場も完成しました。
まずは畑を見学させて頂きました。
植えられているのは2年目と1年目のピノ・ノワール。
冷涼な気候の為、萌芽の遅い北海道では収穫期が10月中旬以降になります。
収穫期の気温が低い事で、光合成はするものの、水分の吸収が抑えられ、凝縮した果実を得る事が出来るそうです。
余市の優位性は、長らく葡萄産地として歴史がある“産地”である事だそうです。
ある意味、“不自然”に開かれた土地であるので、自然の山に囲まれた開墾したばかりの土地に比べて、獣や害虫と戦うリスクが無い分、栽培に集中する事が出来ます。
また、そう言った恵まれた環境で、次世代まで続けられる農業を目指しているそうです。
畑は、余市町登地区にある標高60mの丘の上にあります。地質学的特徴は安山岩または火砕岩の母岩の上に風化した礫、砂、粘土が混ざりあった水はけの良い場所です。
ルドルフ・シュタイナーの思想に影響を受け、ボルドー液以外の科学物質を使用しない
オーガニック栽培に挑戦しています。
今後、ワイン醸造の特区申請をして、次世代の人たちが余市で新規就農し、小規模でワインを生産できるような環境造りを目指しているのだとか。
この後、醸造場でテイスティングをさせて頂いたのですが、続きはまた後日報告させて頂きます!
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