先週からワイン会ばかり続いている私ですが、昨日は久々にボルドーばかりの会を満喫致しました。
そのボルドーに合わせ、MARU:NI自慢の由仁サフォーク仔羊だけのフルコースを堪能(要予約です)。これが美味しかった、、。
まずはシャンパンで乾杯。本日は主催の方が同業の某さんですので、お勧めのジャクソンを2種。スタンダードとミレジムを飲み比べ。
会に先立ちMARU:NI ソムリエール石ちゃんの一言 「なにか食べられない食材などございますでしょうか?」 との問いに
「私、羊が駄目なんです」と軽く冗談を言うものの、笑顔でスルー。
前菜一品目は内モモ肉のカルパッチョ。内モモ肉の一番美味しい食べ方、これにパルメザンチーズが旨みをグンと引き立たせてます。内モモ肉は脂肪分も少ないし羊の香りもしないので、羊が苦手な方にはお勧めです!といってもこの会に参加した方に羊が苦手な人はいないと思いますが・・。
前菜2品目はタンと胃袋のミネストローネ ピストゥー風味。タンが絶妙に美味しい!今度、タンだけで1品作ってほしいと思ったのは私だけでないはず。
ポイヤックの飲み比べ、まずはグラン・ピュイ・デュカスの2000年とラコストの1995年。シルキーなテクスチャーのデュカスといかにもカベルネらしい酸とタンニンがしっかりなラコスト。それぞれの個性は年のせいによるものなのか?
レバー、ハツ、ハラミ3種のサラダ仕立て。レバーももちろん美味しいのですが、ハツは本当にみんなに食べてもらいたい、としみじみ思う。ところでポーチドエッグはやっぱりレバーと一緒に食べるとレバー独特の香りが和らぐのでしょうか?
ポイヤックといえばやはりラフィット、今回は2003年のセカンド、カリュアドです。やっぱり2003年、ふくよかで芳醇な味わいです。まだ飲むにはもったいないかもしれません。
ここで突如ブラインドテイスティング。ブルゴーニュというのは事前に情報公開してました。さてさて香りは・・、一流どころにしか感じない凝縮した赤いフルーツ、ヴィンテージは2000年前後でしょう。味わいにも円熟した旨みが感じます。やや木目に粗さを感じるのでおそらく1級よりも下、、。というか作り手と村を当てるのはかなりしんどいんですけど・・。
ロベール・グロフィエ ジュヴレ・シャンベルタン 1999
という訳で正解者ナシ。これは先週マトゥーロで開催したグロフィエ 2005水平テイスティングにちなんでのこと。主催者にしてやられました。
首肉のガイエット ローズマリー風味。いわゆるハンバーグやつくね、と言えばお分かりかと。下に見えるのはキャベツ、これがガイエットと一緒に口に含むと甘いのなんの。色々な部位を色々と考えて調理する長尾シェフ。
そろそろポイヤックもトップギアに入りました。ラランドの1997とバロンの1999を飲み比べ。エレガントなラランドも素晴らしいですが1999のバロンはこの日絶好調に旨い。この1999は見つけたら即買いです。
ポイヤックの最後を飾るに相応しいのはラトゥール、ヴィンテージは1983年です。ラトゥール単体を飲むだけでも幸せですが、料理とのマリアージュで会のテンションは上がる一方。。
骨付きロースのロースト ジュダニョーのソース。ソースは仔羊の骨から出汁をとったもの。ラトゥールとのマリアージュに相応しいメインとなりました。
追加の食後酒はこちら。デザートの桃のソルベに合わせるつもりでオーダーしたのはフランス、ルーション地方の甘口微発砲白。そしてアンジョリーノのレチョートso2無添加バージョンを食後のチーズ、カルブルーにあわせて。ワインも素晴らしいですが、このチーズは知らないと損します。
このカルブルーはブルーチーズをクラッシュドカカオとラム酒に漬け込んでさらに熟成させたもの。うちのサノヨーコ店長がイタリアでお世話になっていたレストランのオーナー、ハンシ氏が経営するアルトアディジェのチーズ専門店「デグスト」のオリジナル品。これがメチャークチャ旨い。本当はレチョートの絞りかすに漬け込んで熟成させたゴールデンゲルと合わせたかったのですがイタリアからの入荷が遅れてるので。でも大満足。
久々のボルドーは体に応えるかと思ったのですが、結構すいすい飲めました。10月の円山屋 食の小旅行はボルドーにしようかな、と思案中。。
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