2011年8月8日月曜日

三笠のテロワールを再認識~TAKIZAWAワイン~

先日、当店直営レストラン、マトゥーロにて三笠市・TAKIZAWAワインの3ヴィンテージの飲み比べが出来る貴重なワイン会に参加させて頂きました。




TAKIZAWAワインは滝沢信夫さんが、三笠市達布地区で2004年から約1haを2年間かけて開墾し、2006年にピノ・ノワール500本、ソーヴィニヨン・ブラン700本を植えました。
毎年、少しずつ畑を広げ、現在、約1.8haの畑にピノ・ノワール1400本、ソーヴィニヨン・ブラン1600本の木が育っています。
畑は無農薬にこだわり、農薬はもちろん殺虫剤も極力使用せず、多様な植物、生物との共生や環境大切に考えた畑造り。



ファーストビンテージは2008年、ピノ・ノワール47本、ソーヴィニヨン・ブラン217本という超希少ワインとなりました。翌2009年は気候に恵まれず、収穫量も前年と同程度となりました。
2010年は気候にも恵まれ、ピノ・ノワール350本、ソーヴィニヨン・ブラン577本を生産する事が出来ました(でもやっぱり希少!)

私個人としては、他の国産のピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランを何度か飲んだ事があるのですが、色調の薄い「ロゼワインの様な」ピノや、柑橘系の香味が穏やかで「甲州種の様な」ソーヴィニヨンが少なからずあり、日本各地で成功しているシャルドネやメルロに比べてまだまだこれからという印象がありました。

しか~し!

滝沢さんのワインを飲んで本当にびっくりしました!
ピノ・ノワールもソーヴィニヨン・ブランも、ブラインドで飲んだとしてもそれと分かる、はっきりとした品種の個性を持っていたのです!
味わいはロワールの自然派ワインを思わせる味わいで、優しくて旨みをしっかりと感じます。
聞くと、培養酵母は一切使用せず、天然酵母で発酵させているとか。
なるほど納得の味わいです!


中でも、天候に恵まれ樹齢を重ねた2010ヴィンテージは、白はまるでトゥーレーヌの自然派ソーヴィニヨン・ブランを思わせる柑橘系果実の香りと旨みたっぷり味わいで、赤はチェリーのコンポートやコケモモの様なピュアな果実を感じる優しい味わい。日本でこんなに素晴らしいワインが出来るなんて・・と正直驚かされました。


 

滝沢ワインは生産者直販となります。こちらからどうぞ!!

↓↓↓↓

http://takizawa-wine.jp/

残念ながらピノ・ノワールは売り切れてしまったようですが。。。



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