自然派ボジョレーを世界に知らしめた第一人者、
マルセル・ラピエール氏が10月10日に永眠する
という衝撃の訃報が舞い込みました。
今まで慣れ親しんできたチープな風船ガム味の
ボジョレーを、いわゆるグランヴァンと比較しうる
酒と認識させてくれたのは紛れもなくマルセル・
ラピエールの1991年モルゴンでした。
氏の功績がどれほど大きいかは言うまでもなく、
彼を失うことに心の準備が出来ていない愛好家
は少なくないことでしょう。
一つの時代が風のように駆け抜け、また新たな
時代の幕を開ける。
彼の哲学や精神を、その息子マチューが引き継ぐ
ことに、マルセル・ラピエール氏自身はきっと安堵した
と思います。
一人の父親として、これほど安心して天国に行ける
ことはない、と素直に感じます。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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