もうすっかり秋の気配が感じられる8月27日(木)マルニにて「ロワールの極めつけ自然派ワインを楽しむ会」 が開催されました。
今回は円山屋の番頭・古瀬氏の仕切りです。
まずはアペリティフ
ヴーヴレ・ペティアン・ナチュレ2004(ティエリー・ヒュズラ)
柔らかな泡 ミネラリーな旨味がじんわり。
乾杯は 2杯目の白
コトー・デュ・ロワールV.V.エパルス2004(ドメーヌ・デ・ベリヴィェール)
樹齢50年のシュナンブラン100%
野菜を思わせる旨み・・・アスパラとか 畑で採れたての枝豆を茹でたような味。 グレープフルーツの酸がほんのり・・・穏やかで優しい。
あわせる前菜は
「サンマのマリネ マジョラムとアンチョビ風味」
なるほど納得のマリアージュ!
3杯目の白
サンセール・オクシニス2007
(セバスチャン・リフォー)
うーん、色が濃いぃ~
「オクシニス」は「黄金」の意味だとか。味わいも濃いぃ~ブドウのエキスが凝縮してます。これって本当にサンセール?
魚料理は
「魚介のポワレ ハーブのヴィネグレットソース」
赤ワイン まずは
VDTキュヴェ・クニコ2006(ボワ・ルカ)
日本人醸造家・新井順子さんがお母さまの名前をワインに。エチケットは和紙っぽい紙に 金で「邦」という漢字があしらわれていて素敵。
味はピュアでしっかり。
働き者で気丈で でもチャーミングな お母さまのイメージ。ガメィ100%とは驚きです。
赤なのに魚料理って?と思いましたが
「アンコウのロースト カレー風味のバルサミコソース」
赤ワインその2
VDTキュヴェ・グラポット2006(ル・クロ・デ・テュエ・ブッフ)
このワイン会にベストな状態で供するために、前日の夕方に抜栓したそうです。
おかげ様で、心地よく柔らかな酸、芯のしっかりしたピノノワールを 堪能できました。
肉料理
「トリモモ肉のアンクルート エストラゴン風味」
塩味しっかり ワインのミネラル感を引き立てます
甘口ワイン
コトー・デュ・レイヨン・キュヴェ・アンシエンヌN.V.
なんと1966~1988の15ヴィンテージをブレンドしたのだそうです。ベタつかないさらっとした甘口。
デセール
「桃のコンポート パスティス風味」
バニラアイスとともに。至福のとき。
一緒に参加した友人(自然派ワイン体験は2度目)は・・・
「ワインだけだと、ん?何?フシギな味・・・と思うものもあったけど 料理と一緒だとすごーい!どちらも美味しくなってしまうのね~!」と感動しきり。
確かにこのマリアージュさ加減は いまだかつてない体験でした!
古瀬氏によると
シェフにメモを渡して「こんな感じの料理だったらワインに合うかな~でも縛られないでシェフがやりやすいようなメニューでやってね~」と伝えたそうです。
正直、マルニの定番料理にちょっと手を加えた感じで充分・・・とも思っていたようです。
しか~し!シェフは 確実に古瀬メモを具体化してくれました。「長尾シェフ、ありがとう」・・・鬼番頭の目にも涙(?)
しかも それぞれの皿の完成度がきわめて高かった・・・長尾シェフ 恐るべし!
楽しくておいしいひと時を満喫させていただきました。
ご参加くださった皆様 ありがとうございます!
(工藤)
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