道民には耐えがたい湿度90%越えの雨の中、欠品していたワインの仕入れを兼ねて、三笠の滝沢ワイナリーへ。
天気予報も雨だったので畑仕事はお休みの日でしたが、直売所はほぼ無休で営業中。少し試飲させて頂きながら、滝沢さんに近況を伺ってきました。
醸造所が始動してから初リリースとなったネゴスもののシリーズが、現在直売所でも購入&試飲(アイテムは変動)できます。3種類で¥540-という試飲セットもありました。
どのキュヴェもリリース直後より、味わいも落ち着いてまろやかさが増しています。グラン・ヴァン的な美味しさとは異なりますが、日常に楽しむワインとしてとても美味しい、そしてこのシリーズはお手頃です。
唯一のロゼ・スパークリング「キャンベル・アーリー」、ロゼとはいえボディもあってしっかり辛口。生食ブドウのアロマティックさが落ち着いてきて、食中にも合わせやすそう。この蒸し暑い季節、白ワイン以外にもこんなタイプも◎ですね。
欠品していたアイテムも再入荷、マルヤマクラス店にて絶賛販売中です!
雨なのでチラっとしか畑は覗けませんでしたが、今年は今の所病気もなく、実の成りも良し、順調に育っている様子です。収穫までは気を抜けませんが、このまま行けば良いヴィンテージになるのでは?とのお話でした。
自社畑も一番樹齢が高い区画は9年になり、あきらかに味わいに複雑味が増してきたそう。今年はピノ・ノワールも順調そうなので、楽しみですね。
大幅な収量減となった2013年ヴィンテージの「ソーヴィニヨン・ブラン」は、8月の上旬にリリース予定。本数はわかりませんが(絶対的に少ないはず)円山屋にも分けては頂けそうなので、発売が決まり次第改めてご案内します。
「ピノ・ノワール」の方はたったの一樽にしかならなかったので、通常の販売はなさそうな予感です。「皮肉なことに、出来は過去最高」と仰っていました。こちらもアナウンスを待ちましょう!きっとどこかでは飲めるはず…。
ネゴスもののシリーズで「ミュラー・トゥルガウ」のスパークリングもこれからリリース予定。詳細はわかりませんが、今シーズンの収穫後には初のヌーヴォーもリリース予定だとか。サンスーフルで出して欲しい~!が、円山屋の勝手な願いです。
醸造所&直売所が完成してから、どんどんいろいろな事を試すことが出来るようになって、滝沢さん、前にも増して楽しそうです。失礼な意味ではなく、アラウンド古希とは思えませんよ…。
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※雨予報で畑にはいらっしゃらないのを承知で、お隣の近藤さんの畑も遠目で覗いてきました。不法侵入、ダメ、絶対。電流を流している装置が、ピリピリと怖いノイズを放っていました。こちらはまた今度の機会に。
札幌のワインショップ円山屋(マルヤマクラス店)の情報を投稿しています。お勧めワインやイベント、セール等のご案内など、お得で楽しい情報が満載。Web Shopもあります。
2014年7月23日水曜日
滝沢ワイナリーのアイテム再入荷です!
2014年7月17日木曜日
農楽蔵「ノラポン・ルージュ 2013」7月19日販売開始です!
蚊に刺された跡が炎症化し、お風呂に浸かるのもままならない円山屋@今村です。
ご無沙汰のブログで失礼いたします。
facebookでもちょっとだけご紹介させて頂きましたが、北海道が誇るナチュール系ワイナリー、農楽蔵さんが作る
ノラポン・ルージュ 2013
を 7月19日 (土) マルヤマクラス店にて一斉販売致します。●ノラポン・ルージュ 2013 / 農楽蔵
750ml 1本 ¥2,592(税込)
以下は醸造家 佐々木 賢氏の想いとコメントです!
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北海道乙部町産のメルローとヤマ・ソーヴィニオンを、手除梗ののち野生酵母で発酵させました。ノラポン・シリーズは、農楽蔵がイメージする「日本らしさ」「北海道らしさ」を表現したものです。北のメルローならではの爽やかなハーブ系の香り、ヤマブドウっぽいインク、ブラックベリーのような独特な風味が特徴ですが、押し付けがましくならないよう工夫して醸造しました。
2013年は糖度はそれほど上がらなかったものの、葡萄の成熟はしっかりと進んだ年です。いつもながら一般的な「メルローらしい」ワインを造ろうと思っていませんので、色は淡くなっています。
今回も亜硫酸を一切添加せずに瓶詰めまで行いました。ピュアでしなやかな口当たりとなっています。
●生産本数
約1500本
●品種
北海道乙部町産メルロー 80%
北海道乙部町産ヤマ・ソーヴィニオン 20%
●栽培方法
慣行農法
●亜硫酸添加
なし
●その他
補糖なし、無ろ過、無清澄化、無安定化
●注意
必ず20℃以下、理想的には14℃以下での保存をお願いします。
酸化防止のため意図的に発酵の炭酸ガスを若干含んだまま瓶詰め
していますので、適温で保存しても、コルクからワインが漏れ易く
なっています。
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※いつもながらで申し訳ありませんが、こちらのアイテムは現金でのお支払に限らせて頂きます。
※これまたいつもながらご面倒をお掛け致しますが、お取り置きなど個別のご対応はお受けかね致しますので、ぜひ店頭へ足を運んで頂けますようお願い致します。
マルヤマクラス店にて販売中です。無くなり次第終了です。
円山屋マルヤマクラス店 011-633-0101
2014年5月29日木曜日
ヴァンクール & ヴォルテックス in 札幌
《 ヴァンクール & ヴォルテックス in 札幌 》
日時/2014.6月19日(木)19:00-22:00
会場/French Panda (フレンチパンダ)
札幌市中央区南 3 西 3-3 G-DINING B1F
ワインは50アイテム前後出品予定!
フードはフレンチパンダのお料理をビュッフェ形式にて!
御一人様 3,000円 ※税・サ込 現金のみ
★「ヴァンクール」 新入荷ワインと定番ワイン
★「ヴォルテックス」新入荷ワイン
★「円山屋」 今秋入荷予定ワイン
※当日は有償試飲ワインもご用意しております。
《 出品生産者 》
フィリップ・ボールナール、ピエール=オリヴィエ・ボノム(旧ピュズラ&ボノム)、ジャン・フォワヤール、ノエラ・モランタン、ルネ・モス、ル・グランド・コリーヌ、パトリック・デプラ、ミッシェル・ギニエ、コート・ド・ラ・モリエール、シャトー・ラガレット等々。
※お車でのお越しはご遠慮下さい。
参加ご予約、お問合せは、
ワインショップ円山屋マルヤマクラス店まで
TEL.011-633-0101
★ facebookページにて、新入荷情報やいろいろなご案内をしております。(facebookご登録無しでもご覧になれます)こちらも宜しくお願い致します。⇒ https://www.facebook.com/shop.maruyamaya
2014年5月2日金曜日
円山屋山の手倉庫店 ゴールデンウィーク休みのご案内です。
2014年4月22日火曜日
マッハがかわいい、近藤ヴィンヤードにもちょっとお邪魔してきました。
滝沢ワイナリーのお隣の畑、近藤ヴィンヤードのタプコプの畑にも少しお邪魔してきました。
奥さま、お父さん&お母さん、番犬(かわいい)も総動員でお仕事中です。お忙しいところにノコノコと…お土産も滝沢さんの所で採った蕗の薹しかないし…。
育成期間中はあんなにフッサフサの畑もこんなに殺風景。
やっと雪も溶けて、ワイヤーを張って、樹を起こして、という地道な作業が始まったところです。奥さま曰く、「一人で一日3列しか進みませんでした…」と…。うわーん、大変。
お、画像右下に躍動感のある生き物が。
近藤家の番犬「マッハ」。まだ3歳位で、動きがイキイキしています。
若干ビビリ故の、吠えっぷり。我々も吠えられましたが、番犬としてはバッチリです。しばらくするとだいぶ近づいて来てくれたものの、帰りは吠えたり唸ったりでお見送りしてくれました。動物らしさが良いぞ。
天敵のウサギよりも速く走って、あわよくば捕まえて欲しいな~、という飼い主の願いも込めて「マッハ」です。畑の中をのびのび走り回っていました。
今の所、天敵捕獲の戦績0です。ファイト!
あちこちにウサギの糞がコロコロあります。もう既に出入りしている様子。
アライグマはブドウの実を食べるだけなので被害は知れているそうですが、ウサギは芽とか、若い枝とか、重要な部分を狙って食べに来るので、本当に日々戦いです。
ここにもまたウサギの置き土産が。
三笠のタプコプの畑は、だいぶ形になってきたと近藤さん。
なるべくほったらかしで、手を入れないように管理しているので、7割くらいは栗沢の畑で作業しているそう。
栗沢の畑は元々別の方が農業をしていた畑なので、まだいろいろ抜けきっておらず、まだ「自分の畑」の実感が薄いのだとか。
収穫だとか美味しい所だけではない、本当に人手が要る地味な作業こそ我々もお手伝いしに行きたいものです。
そういえば、弟さんと二人で建てた小屋、外装も貼られて家みたいになっていました。
断熱材を入れて、ソーラー発電で暖も取る…って、住めそう!
近藤さんの所でも蕗の薹を収穫させて貰って(滝沢さんのと畑別に分けて)、大変とは知りつつも田舎暮らしも楽しいそう~と思ったりしながら帰路へ。
近藤さんのワインに関して円山屋ではまだ販売できるものはないのですが、今後も各地でいろんなイベント等飲める機会はあると思うので、そういった会でいろんな方に味わって頂きたいものです。
むしろ我々にもイベントがある時教えてほしい~。
2014年4月21日月曜日
三笠の滝沢ワイナリー、直売所がオープン!新しいワイン8種類販売中です。
昨年醸造所が完成しワイナリーとして再始動して約半年。三笠市 滝沢ワイナリーに、4月20日(日)直売所がオープンしました。
とは言っても、大々的にパーティーなどもせず、告知もほどほどに、マイペースでの始動です。
雲一つない快晴の中、リリースになったばかりの8種類のワインの仕入れも兼ねてお邪魔してきました。やっと北海道にも春が!でもまだ寒い!
TAKIZAWA WINERYの文字も入りました。2階が直売所です。
ちなみに建設中はこんな感じ。お洒落に完成しましたねぇ。
裏側へ回ると、白樺もきれいなエントランス。
直売所なので、ワインが購入できます。
フラッグシップの「ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」の2アイテムは、リリース前なので手に入りませんが、新しく北海道産の買いブドウで(初年度なので、ある意味実験的に)仕込んだスパークリングとスティルの白ワインが購入可です。
運転手でない方は、有料試飲もできますよ。
チーズなども少しあります。今後また増えるかも?
滝沢さん、お忙しそうですがお元気そうです。この笑顔!
今年は新しい研修スタッフも新たに増えるそう。
前職を離れて、ワイナリーを一人で始めた時には、また人材育成をやることになるとは思わなかった~と若干面倒臭そうな素振り?を見せつつも、楽しそうです。充実です。そしてもうすぐ70歳とは思えない…。
お話の途中では、
「こざかしい人間の都合で、自然には逆らったら、しっぺ返しを喰らうんだよ~」と、経験者ならではのお言葉も。ブドウ樹の植え替えも、欠木が出たら植え替えて、それ以上の事はしないそう。新規で植樹した畑も、過程を見つつ、手を入れて行くそうです。
三笠の自社畑のブドウで仕込む、フラッグシップ銘柄の「ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」のドメーヌもの2アイテムは「TAKZAWA WINE」の名義でリリースし、北海道内の栽培農家さんから仕入れたブドウで試行錯誤しながら仕込むネゴスものは「TAKIZAWA WINERY」の名義でリリースをしていく予定です。
醸造所完成後、初のリリースとなった「TAKIZAWA WINERY」のラインナップ。エチケットは、多摩美大出身の滝沢さん、が作った作品…ではなくって、お知り合いの方の版画の花があしらわれています。
ナイアガラ、ケルナー、旅路の3種類を、試飲させて頂きました。
生食ブドウのナイアガラも、香りはアロマティックですが、冷涼な気候で育ったブドウの雰囲気を感じさせるミネラルがしっかりあって、アフターはドライな辛口に。中井農園さんのケルナーも爽やか。どのキュヴェも滝沢ワインらしい、きれいな酸とミネラルがしっかり。どれも“北海道らしい”美味しさを感じます。
発酵前のジュースの時点でもうワインの雰囲気を持っていた、「旅路」も単一品種で瓶詰めされました。
北海道にしかない品種だそうで、別名「紅塩谷」、果皮が硬くて果皮がグレー系(なので、ワイン自体ほんのーり赤みがかっています)、果肉も硬く、種も大きいタイプ。生で食べるより、まさしくワイン向けの品種です。
爽やかなのですが、ちょっとボディもあって面白い味わいです。
今後は非発泡のスタイルでも作ってみようかな?との予定もあるそう。
我々の勝手なリクエストは「果皮マセラシオンして作ってみて欲しい~」です。そんな旅路も、美味しそう…。
やっと三笠も雪が溶けて、畑仕事に手が付けられるように。
降雪前に剪定して、折れないように倒した木も露わに。
これから一本一本起こして、ワイヤーを張り、枝を括りつける…という、シーズンインの地味で大変な作業が始まります。
今年はどんなシーズンになるのでしょうね。
畑を歩いていると、あちこちに蕗の薹が。
無農薬の畑ですし、時期も最高ですし、私有地なのでお断りしてから…
たくさん収穫させて頂きました。
「蕗味噌にしたら美味しかったぞ~」と滝沢さんも仰っていましたので、私も少し天ぷらにして、残りは蕗味噌に。エグみがなくて、苦みも穏やか。やさしい美味しさ~。休み返上して来た甲斐がこんな所に…。
告知もほどほどのオープン初日、とは言え、お昼過ぎから途切れずお客さまがいらっしゃっていました。
空知のワイナリー巡りの際には、ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。
この日はワイナリーの仕事はお休みでしたが、若手の井出くん、駐車場付近でせっせとお客さまをご案内中。3年目も頑張れー!
TAKIZAWA WINERY
北海道三笠市川内841-24
※直売所の営業に関しては、オフィシャルサイトなどで詳細をご確認下さい。そんなに遅い時間までは営業していないような気がします!
今回リリースとなった、「TAKIZAWA WINERY」の全8キュヴェ
円山屋マルヤマクラス店で、販売中です!---------------------
「キャンベル・アーリー 2013 (発泡・ロゼ)」¥2,000+税
「ナイアガラ 2013 (発泡・白)」¥1,800+税
「デラウェア 2013 (発泡・白)」¥2,000+税
「旅路 2013 (発泡・白)」¥2,000+税
「シードル 2013 (発泡)」¥1,600+税
「ケルナー 2013 (白)」¥2,500+税
「デラウェア 2013 (白)」¥2,200+税
「ミュラー・トゥルガウ (白)」¥2,000+税
円山屋マルヤマクラス店 011-633-0101
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2014年3月18日火曜日
3月13日のワインメーカーズディナー〈ゲスト近藤良介さん〉ご参加ありがとう ございました。
生産者さんが畑を離れてイベントに参加して頂きやすい季節、北海道の長い冬の間にぜひ来てください!とお願いしていました、ワインメーカーズディナー第2回目のゲストは三笠&栗沢を拠点とするKONDO Vineyardの近藤良介さんです。
やっぱり同じ土地の食べ物同士は合うよな~、ヴァン・ナチュールは和食と合うよな~、ということで、円山屋のワイン会ではお馴染みの素敵な円山の蕎麦屋「艸菴」にて開催致しました。
※この日はどれもピンボケ写真ばかりで、もや~っとした写真多数で恐縮ですが、会の雰囲気をご参照くださいませ…。
近藤さんからご挨拶。
急遽お出し頂く事になった、3月21日発売予定のスパークリングワイン「ナカイ・ミュラワ」からスタートです。
発売、と言っても瓶詰め本数940本位だそうで、円山屋での販売はありません!
ミュラワ、ミュラー&オーセロワ、足して減らして、その名もミュラワです。
余市の中井農園のミュラー・トゥルガウ90%、栗沢の自社畑で採れたオーセロワ10%のアッサンブラージュ。
SO2不添加キュヴェで、グラスに注ぐとほのか~に酵母の香りが立ち上り、さわやかさの中にほろ苦いニュアンスも。
画像で分かりづらいですが、ラベルの左上あたりに「ブタ」のイラスト、ご存じの方にはお馴染みブタラベルです。買いブドウを使って造ったキュヴェには「ブタ」のイラストを採用しているそうです。ドメーヌものには、畑のまわりに居る天敵「キツネ」イラストを採用。ラベルは全て弟さんの作です。
ミュラー・トゥルガウは収量も多く、ワイン用のブドウ栽培農家さんにとっては優良銘柄であるそうですが、新しい交配品種なので病気に弱く、栽培にはある程度農薬を与えないといけないので、KONDO Vineyardでは造れない(造らない)そう。
曽我さんが買いブドでウ造っていた「ケルナー」もそうでしたが、いわゆる慣行農法で造られたブドウでも、余市のブドウのポテンシャルの高さは凄いですよね。
余市で、自然な農法で栽培したら、とんでもなく美味しくなりそうですよね、そのうちまたきっと誰かが…。
ハマグリ、あさり、牡蠣(スモーク)
お水ではありません、「毎朝これを飲みたい」と満場一致で思った、じんわり美味しいあさりのうしお汁。
お料理&ワインを楽しみながら、近藤さん直々にお話しして頂けるなんて、楽しい!皆さん積極的にいろいろ質問されていました。
海老の入ったかき揚げ、他にふきのおひたし、お出汁の効いた卵焼きなどなど、どれもピッタリ合わせたかのようにワインと寄り添うお料理が。
見えない部分でものすごく丁寧な「仕事」をされているのが分かる繊細な味わいは流石です。
器やカトラリーもお洒落。どこもかしこもセンスの良い「艸菴」のオーナー伊藤さん、パソコンはMac派です。(余談)
混植の畑で採れたブドウ6品種混ぜ混ぜの「タプ・コプ・コンコン」。こちらも生産本数320本。数が少ないので、近藤さん自身もあまりじっくり飲んでいないという1本。
コンコン、近藤、混植、あと天敵であるキツネのコンコンを掛けて「コンコン」の名に。
色も茶色がっかって、味わいもヴァン・ナチュール好きにはたまらない1本。ゲヴュルツトラミネールのアロマティックな香りと、ドライなアフター。今村は「軟水だな~」と言っていましたが、フリウーリ辺りの似た雰囲気のワインとはやはり違っていて、そこはかとなく北海道を感じる…。もや~っとした感想ですが、フランスやイタリアではなく、北海道の味。もや~っ。
赤ワイン同様にブドウの皮ごと「醸し」をして造った白ですが、近藤さん曰く「初めての試みで(醸しを)手加減してしまった」そう。
まだまだ落ち着かずリリースしていないらしい2011年産の「タプ・コプ・グリ」というワインがあって、それは相当攻めた味わいだとか。「栗沢の自宅まで来てくれたら飲めます」と仰ってましたが、本当にお邪魔したいです、気になる。
この後、ソーヴィニヨン・ブラン100%、(コンコンに比べたら)スタンダードな造りの「タプ・コプ・ブラン 2012」、藤野ワイナリーで近藤さんが手掛けているシリーズの赤「ツヴァイゲルトレーベ 2012」と続きました。
当日まで公開していなかったスペシャルワインは、一樽分しか造られなかった貴重な「タプ・コプ・ピノ・ノワール 2012」でした。化学農薬、化学肥料、除草剤、一切不使用、不耕起で管理された畑で採れた、文字通り自然なブドウが使われています。
頂いた資料には
「北海道でのピノ・ノワールによるワイン造りは、「挑戦」そのものかもしれません。北限の産地で評価に耐えるピノを造ろうとすることは、誤解を恐れずに言えば私にとっては楽しみよりもむしろ修行に近い感覚があります。2012年は、夏までの晴天と高温により偉大なヴィンテージを予感させたのも束の間、一転して秋の長雨により灰色カビ病が進行し、10月からは病気に追われる中での収穫となりました。このため私の畑では、健全に成熟したぶどう果だけを最終的に「ピノ・ノワール」として収穫するため、毎日畑の房を1つずつチェックして病果の摘粒を行い、今後病気に罹りそうな房はその時点で収穫をしてしまうことにし、結局4回に分けて収穫を行いました。~(中略)~まだ樹齢も若くワイン造りの経験も浅いため、どの程度の熟成ポテンシャルがあるのかは正直なところ未知数です。」
薄旨スタイルではなく、果実味も濃厚、旨味もたっぷりな肉厚のスタイル。意外というか、何と言うか、いや~美味しい…。熟成のポテンシャルは有りますよ…これは。
※左が、10Rにて樽で熟成中だったタプ・コプ・ピノ・ノワール。この時点で、亮子さんも絶賛でした。「KON PN」と小さく書かれています。
力強いピノ・ノワールの余韻にも負けない、辛いつゆで頂くお蕎麦で〆。
もう一枚おかわり!と言いたい気持ちを堪えて終了です。
どのワイン(赤でも白で)もお料理と寄り添い、そして飲んでいて疲れない。美味しさ、にもいろいろな種類があると思いますが、緊張を強いない、やさしい美味しさ。北海道でこんなヴァン・ナチュールが造られるとは、思っていませんでしたよね。
何せ、近藤さん自身も、こういったスタイルのワインを自分が造る事を想像していなかったそう。
歌志内で会社員としてワイン造りに携わっていた2005年までは、畑では農薬も使っていたそう。
ちょうどご自身の中での過渡期であり、2006年にココ・ファームチーム(ブルース、曽我さん、中澤さん他)と一緒にフランスへ研修旅行へ赴き、訪れたロワールのクロード・クルトワやマルク・アンジュリ(ドメーヌ・ド・ラ・サンソニエール)に多大な影響を受けて帰国。
ああ~農薬止めよう!と思い立ち、その年、自分が管理していた畑をいきなり無農薬に!収量激減!でもワインは美味しかった!生産量1/5になったそうです…。
急激に無農薬に転換できるものではないし、本当にやってみたいことは会社員のままでは無理!まっさらな状態の土地から試したい!と色々な思いが湧いて、何の当てもないまま独立。
中澤さんも居る栗沢で自分もやってみよう、と思い奔走、決まりかけた畑があったものの頓挫…。
交流のあった、三笠の滝沢さんの畑にたまたま行った際に、フラフラと通りを登って行ったら、手つかずの土地を発見。聞けばそこも山﨑ワイナリーさんの所有地で、誰もブドウを植えようとしていなかった所を名乗り出て、現在のタプ・コプの畑となったそう。不思議な縁です。
トラクターで1本づつ木を切り倒して…という所から始まった、日々の奮闘エピソードは近藤さんのブログの過去記事から辿って要チェックです。
この日、近藤さんはお料理をじっくり楽しむ間もなく…皆さんと直接いろいろお話をして頂き、お越し頂いた皆さんにはお楽しみ頂けたように思っております!
こういった機会にお話をいろいろ伺えて、我々もとても楽しい会でした。
近藤さんは「やっぱり直接畑を見てもらいたい!」と繰り返しお話されていましたが、いきなり忙しい時期に行くのはNGなので…円山屋仕切りで調整しつつのワイナリーツアーでお手伝いを兼ねて畑にお邪魔したいですね、皆さんで。
札幌から車で一時間ですからね、余市も三笠も近い!
近藤さんには、来年もまたこのワイン会に来ていただく事が決定しましたので、今回ご参加頂けなかった皆さんも、また来年をお楽しみに~。今度はぜひ弟の拓身さんにもご参加頂きましょう!
