昨日は、北海道大学サステナビリティウィークの一環で、土壌微生物学者のクロード&リディア・ブルギニヨン夫妻を招いて「パーマカルチャー、持続可能な農業を目指して」という講演が開催されました。
DRCやルフレーヴから、自然派シャンパーニュのヴェット・エ・ソルベなどなど(かなり端折りますが)多くのワイン生産者を指導、実際に農業に従事するの方々への影響力は計り知れない土壌に関するレジェンドの一人...。
サラッと言うには豪華すぎるゲスト、しかも日本の北端、札幌で開催です。無料です。
わざわざこの講演のために、東京から日帰りでやって来た猛者もいらっしゃいました、パッション凄い~。
6000年の農業の歴史の中で、人類は20億haの砂漠を作り出してしまった、しかもそのうち半分の10億haの耕作可能な土地を破壊したのは20世紀に入ってから...という内容から始まり、人為的介入&化学的アプローチによって破壊された土地を彼らの実践する農法で回復させたプロセス、土中の階層ごとに生息する微生物の役割&種類などなど。
リスク回避のために人為的な介入をしようとすると、肥料が必要、重機が必要、あれもこれも必要...。しかもそれが原因で土壌が荒廃して行く負の連鎖が...。
しがらみ(...助成金だとか)を越えて、正しい知識と最小限の道具で実現できる自然な農法へ移行していかない限りは循環型の持続可能な農業は実現できない、という結論までギュギューっと圧縮した約2時間の講演でした。
「複雑な要素で成り立っているのが“自然”」
「自分の(管理している)“土”を信用してほしい」
というメッセージで締めくくられました。
週明けの10月28日(月)は福岡にて討論会の様子です。
http://www.institutfrancais.jp/kyushu/events-manager/bourguinon28102013/
合鴨農法の方との討論形式、むむむ興味深い。
ワインのブドウも畑で作られる農作物!
なかなかない機会ですので、
興味があって、行ける方!(遠いですね)是非とも~。
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2013年10月26日土曜日
クロード&リディア・ブルギニヨン講演@北大農学部
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すごい・・・ですね。
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