2008年から、ラム生産者を日本へ招いて開かれているラムの祭典「ラム・フェスタ」。お酒の方のラムです、よく間違われるそう。
主催のジャパン・インポートさんが扱っている、仏領マルティニーク島などで造られるフレンチ・クレオール・ラムばかりを取り揃え、カクテル・ブース有り!カリビアン・フード有り!カリプソミュージック有り!の好きな人にはたまらない宴です。
昨日、29日(日)札幌では初開催となりました。200人近くの来場で盛り上がったそうです、熱い!
我々はイベント開催前の試飲会にお邪魔して来ました。
マルヤマクラス店でお取扱中のトロワリヴィエールをはじめ、
16社のアイテム、約80種類がずらりと並びました。
“通常のラムの製法は、まずサトウキビを搾ったジュースを煮詰めて砂糖の結晶を分離します。その残った糖蜜を発酵・蒸留して作られるのですが、砂糖工場と併設されていることも多く、一般的に「インダストリアル製法」(=工業的製法)と呼ばれます。
対して前述した「アグリコール製法」(=農業的製法)では、砂糖の結晶を分離せず、サトウキビを搾ったジュースをそのまま発酵・蒸留して作られます。言い換えれば、サトウキビの砂糖になる成分まで全て味わいに生かされる、しかし世界で最も生産コストのかかる、とても贅沢な製法と言えます。(サトウキビジュースの価格は糖蜜の約10倍です)
そしてフレンチ・クレオール・ラムに対して頻繁に用いられる「良質のコニャックを思わせる豊かで繊細な香り」という表現は、まさにこの製法に由来しています。
サトウキビは収穫後、すぐに蒸留所へ運ばれ圧搾されます。マルティニーク島には「サトウキビの、足は地面に、頭はミル(粉砕機)に」ということわざがありますが、これぐらいフレッシュなサトウキビジュースを用いることが重要なのです。南国の暑い気候のため、エンジェル・シェア(熟成中に蒸発するアルコール)は年間7~10%にも上り、これはシングルモルトの3倍以上もの数値で、その分熟成が非常に早く進みます。3~5年熟成されたアグリコール・ラムは、シングルモルトの10~15年熟成商品に匹敵するほどの、
深い熟成感が味わえます。”(輸入元説明より抜粋)
コニャックや(存在としても)アイラモルトに例えられるクレオール・ラム。
言うまでもなくヴィンテージものはどれも違った個性で美味しいのですが、ホワイト・ラムをストレートで楽しむのにハマりそう...。
アグリコール製法で造られるクレオール・ラムはサトウキビの成分が味わいに生かされているので、濃厚でリッチなテイストが特徴的なのですが、ブランはとくに(ある意味強烈に)際立っています。
スタッフの方も「まずはブランで試してみるのもアリです」と仰っていました。
今回試飲したアイテムの中から、マルヤマクラス店での取扱いラインナップに追加していきたいと思います!
次はぜひ本編に参加したい!!!!!