TAKIZAWAワイン・・・・・滝沢信夫さんが、三笠市達布地区で2004年から約1haを2年間かけて開墾し、2006年にピノ・ノワール500本、ソーヴィニヨン・ブラン700本を植えて始めた葡萄栽培農家。
畑は無農薬にこだわり、農薬はもちろん殺虫剤も極力使用せず、多様な植物、生物との共生や環境大切に考えた畑造りを心がけています。
ミネラルに溢れ風味豊か、凛とした透明感ある味わいは、国際的な評価を得るに相応しい品格を備えており、北海道を代表するワインのひとつに数えられています。
前回訪問したのは5月。苗木植えのお手伝いに“ようやく行けた”と
いう慌ただしい状況でしたが、今回はじっくりと話を聞きながら新しい
畑と建設中のワイナリーを見学しました。
TAKIZAWA WINE は2012年ヴィンテージまで、醸造は近所の10R
ワイナリーさんと宝水ワイナリーで行っていました。
現在建設中のワイナリーが完成すれば、名実ともに自家元詰め
のドメーヌとして新たなスタートとなります。
来客者向けの施設も今後建設予定だそうで、白樺の木の向こうに見える
景観などを考慮しながらいずれ取り組むとか。
森を開墾し新しく苗木を植えた畑。新たにオーセロワなどを実験的に
植えており、それらがワインになるのは4~5年先になることでしょう。
畑を起こすと古い地層が隆起しており、化石のようなもろい岩石が
ごろごろと顔をのぞかせます。
恐竜やアンモナイトの化石が沢山出土する三笠ならではの畑。
太古の昔、かつて海だったトスカーナで見た、貝殻の化石をふと思い出しました。